よくわかる「新京成グループ」
経営計画
中期経営計画〔S4計画〕(2019年度~2021年度)
策定にあたって
当社グループでは2010 年度に長期経営計画をスタートし、その第3 ステップとなる2016 年度~2018 年度の中期経営計画(S3 計画)では、ふなっしーとのコラボレーション企画のほか、新松戸駅・松戸駅~羽田空港間の高速乗合バスの運行開始、「新京成タウン八千代緑が丘」の宅地分譲や習志野市津田沼一丁目の複合賃貸ビル取得、コンビニ店舗の拡充など、増収施策および収益源の確保に積極的に取り組んだ結果、S3 計画策定当初に掲げた営業収益・営業利益の目標を達成することが出来ました。
長期経営計画の最終ステップとなるS4 計画のテーマは「諸施策の結実による経営目標の達成」としています。各部門・グループ各社の連携、諸施策の結実により強い新京成・選ばれる新京成への進化を達成させるとともに、次の長期経営計画に向けての布石の期間といたします。
中期経営計画(S4計画)の概要
1.計画期間
2019年度から2021年度の3ヶ年
2.基本戦略
- ①社会・公共インフラとしての責務の遂行
- 自然災害対策をはじめとする安全・安心への恒久対策、ホームドア等さらなるバリアフリーの充実
- ②鎌ケ谷市内高架化の完成と高架下周辺の整備
- 2019年度上下線高架化と高架下および周辺の有効活用
- ③基幹事業を柱とする街づくりと新たな事業の推進
- 基幹事業である鉄道・不動産およびグループ会社事業の強化促進と、周辺事業の拡大
- ④次世代につながる強い企業体質の構築
- 将来の人口減や大規模投資を見据え、効率化・業務体制強化・企業価値向上等の一層の追求
(働き方改革、人材力・内部統制・コンプライアンス・財務体質強化等)
3.セグメント別重点施策
- <運輸業>
-
- 安全管理体制の維持、向上
- 連続立体交差事業(鎌ヶ谷大仏駅~くぬぎ山駅間)高架化の完成
- 信号保安設備の保安度向上(ATS 装置の更新の完了)
- 自然災害への対応(駅耐震補強、土留め擁壁補強の推進 等)
- バリアフリー化設備等整備事業への対応(多機能トイレ、ホーム内方線設置 等)
- 永続的な利益確保に向けた増収施策および効率化施策の実施
- 人材力の活用と働き方改革への対応
- サービス品質の向上(駅施設の改良・美化、サービススキル・品質向上に係る取り組み 等)
- バス事業における既存路線の見直しや新規路線展開による収益力の強化
- <不動産業>
-
- 新規賃貸物件の開発による収益源の確保
- 新津田沼地区開発計画の策定
- 保有資産の有効活用(八千代市吉橋土地、連立高架下 等)
- <その他の事業>
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- コンビニ事業における収益性の強化と店舗の拡充
4.数値計画
2021年度の到達目標(連結)
項目\年度 | 2019年度 (実績) |
2021年度 (S4計画) |
---|---|---|
全業営業収益 ” 営業利益 |
213.0億円 29.1億円 |
223億円以上 33億円以上 |
運輸業営業利益 | 12.2億円 | 15億円以上 |
不動産業営業利益 | 15.7億円 | 16億円以上 |
その他事業営業利益 | 0.9億円 | 1億円以上 |