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【新京成グループバス3社】運輸安全マネジメントに関する取組みについて

◆船橋新京成バス株式会社

 平成23年3月11日の東日本大震災で被災された皆さまに対しまして、心からお見舞いを申し上げます。
 当社におきましても震災の影響と無縁ではありませんでしたが、今回の震災の経験を教訓として、どのような時であっても「安全第一」を基本とし、社訓においても、また社員行動規準においてもそのことを掲げており、常に安全確保の基本を意識し、法令遵守のもと安全・安定した輸送サービスの向上に取り組んでいます。
 また、当社では、「運輸安全マネジメント」に基づき、「安全統括管理者」の選任および「安全管理規程」の制定を行い実施しております。
 この中で、当社は、輸送の安全に関する基本的な方針その他輸送の安全に係る情報を公表する旨を定めておりますので、次のとおり公表いたします。

1.輸送の安全に関する基本的な方針
当社では輸送の安全に関する基本的な方針を次のとおり定めております。(安全管理規程第3条)

(1) 取締役社長は、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを認識し、社内において輸送の安全の確保に主導的な役割を果たして参ります。また、事業所における安全に関する声に耳を傾けるなど現業部門の状況を十分に踏まえつつ、社員に対して輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させております。

(2) 当社は、輸送の安全に関する「計画の策定、実行、チェック、改善(これを「Plan Do Check Act」という。)」を実行し、絶えず輸送の安全性の向上に努めております。
このため、当社における輸送の安全確保のための取り組みについて皆さまにご理解いただくために公表しているものです。

2.事故に関する統計
平成23年度における当社の有責事故件数は次の通りで、前年に比べ17.2%増加しています。
なお、これらの事故の内、自動車事故報告規則第2条に該当する交通事故は発生させておりません。

営業所名 実績 前年 増減 増減率
鎌ヶ谷 34件 29件 5件 17.2%
総走行キロ
10万km当
0.8件 0.7件 0.1件 14.3%

3.輸送の安全に関する目標及びその達成状況
当社は、輸送の安全目標として、年度毎に事故減件目標を設定し、目標達成に努めております。
24年度の事故減件目標は対前年発生件数の50%減に設定しており、目標は下記のとおりです。

営業所名 目標 前年 増減
鎌ヶ谷 17件 15件 2件

◆習志野新京成バス株式会社

 当社では、「運輸安全マネジメント」に基づき、「安全統括管理者」の選任および「安全管理規程」の制定を行い実施しております。この中で、当社は、輸送の安全に関する基本的な方針その他輸送の安全に係る情報を公表する旨を定めておりますので、次のとおり公表いたします。

1.輸送の安全に関する基本的な方針
当社では輸送の安全に関する基本的な方針を次のとおり定めております(安全管理規程第3条)。

(1) 取締役社長は、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを認識し、社内において輸送の安全の確保に主導的な役割を果たして参ります。また、事業所における安全に関する声に耳を傾けるなど現業部門の状況を十分に踏まえつつ、社員に対して輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させております。

(2) 当社は、輸送の安全に関する「計画の策定、実行、チェック、改善(これを「Plan Do Check Act」という。)」を実行し、絶えず輸送の安全性の向上に努めております。また、輸送の安全に関する情報について公表いたします。

2.事故に関する統計
平成23年度における当社の有責事故件数は次の通りで、前年に比べて1件増加しました。
なお、これらの事故の内、自動車事故報告規則第2条に該当する事故は発生しておりません。

営業所名 実績 前年 増減 増減率
習志野 14件 13件 +1件 +7.7%
総走行キロ
10万km当
0.83件 0.78件 +0.05件 +6.3%

3.輸送の安全に関する目標及びその達成状況
当社は、輸送の安全目標として、年度毎に事故減件目標を設定し、目標達成に努めております。
24年度の事故減件目標は前年度目標数と同数に設定しており、目標は下記のとおりです。

営業所名 目標 前年 増減
習志野 12件 14件 ▲2件

4.安全情報(事業者の行政処分)の公表について
当社は、平成23年9月6日に行われた一般乗合旅客自動車運送事業の運営実態監査を受けた際、道路運送法等関係法令に違反する事実が確認され、以って、平成24年5月8日付関自監旅第73号により一般乗合旅客自動車運送事業者の法令違反に対する行政処分を受けたものであるため、状況の公表をするものであります。

一般乗合旅客自動車運送事業者の法令違反に対する行政処分の状況について

(1)行政処分等の年月日 平成24年 5月8日
(2)事業者の氏名又は名称 習志野新京成バス株式会社 習志野営業所
(3)事業者及び当該行政処分等に係る営業所の所在地 (事業者)千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山4-1-12
(営業所)千葉県船橋市習志野4-16-20
(4)行政処分等の内容 輸送施設の使用停止(30日車)
(5)主な違反の条項 旅客自動車運送事業運輸規則第38条第1項 他3件
(6)違反行為の概要 平成23年9月6日に監査を実施したところ、運転者に対する輸送の安全確保について指導監督が不適切であったこと、他3件の違反が判明したもの
(7)違反点数状況 当該行政処分により当該営業所に付された違反点数:3点
当該事業者の累積点数:3点

 弊社におきましては、本処分を厳粛に受け止め、関係機関のご指導を仰ぎながら、二度とこのような違反行為を発生させないよう再発防止に全力を注ぎ、バス輸送の更なる安全性向上に努めてまいります。
 今後とも、お客さまに安心してご利用いただけるバス輸送サービスの提供に努めてまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。

◆松戸新京成バス株式会社

 松戸新京成バス株式会社では「運輸安全マネジメント」に基づき、「安全管理規程」を制定し、輸送の安全を確保するため、全社員が一丸となって以下のとおり取り組んでおります。
 当社は安全管理規程第17条において「輸送の安全に関する基本的な方針その他輸送の安全に係る情報を公表する」旨を定めておりますので、その内容について公表いたします。

1.輸送の安全に関する基本的な方針
当社では、輸送の安全に関する基本的な方針を次のとおり定めております。(安全管理規程第3条)

(1) 社長は、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを認識し、社内において輸送の安全の確保に主導的な役割を果たします。また、現場における安全に関する声に耳を傾けるなど現場の状況を踏まえつつ、社員に対し輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させます。

(2) 当社は、輸送の安全に関する計画の策定、実行、チェック、改善(Plan Do Check Act)を実施し、絶えず輸送の安全性の向上に努めます。また、輸送の安全に関する情報について公表いたします。

2.輸送の安全に関する目標及び当該目標の達成状況
当社は、輸送の安全目標として、年度ごとに有責事故減件目標を設定して目標の達成に努めております。
・平成23年度は有責事故件数が目標29件以下に対して実績は40件でした。このうち営業所等構内における車両接触事故が4件、折り返し場等における車両接触事故が7件でした。
・乗務員の接客接遇の向上はもとより安全意識の向上を図るため、平成23年6月より外部監査員制度及びモニター制度を導入し、乗務員の添乗評価を実施しております。添乗の結果、一定の基準以上の乗務員に対しては表彰を行ないました。

3.自動車事故報告規則第2条に規定する事故に関する統計
平成23年度中に発生した自動車事故報告規則第2条に該当する事故
 ・人身事故 1件

4.輸送の安全のために講じた措置及び講じようとする措置
(1)当社は運輸安全マネジメント制度に関するセミナーおよび輸送の安全に係る講習会等に積極的に参加し、輸送の安全に係る知識の吸収に努めております。

(2)当社は乗務員による「飲酒運転」を未然に防止するため、乗務前に「アルコール検知器」を使用したアルコール濃度を測定し、記録しております。また乗務終了時にも「アルコール検知器」を使用しアルコール濃度を測定しております。

(3)当社は昨今の「覚せい剤」などの規制薬物乱用が社会問題となっている中で、社長以下全従業員を対象とした規制薬物検査を実施しました。

(4)当社は外部監査員制度及びモニター制度を平成23年6月から導入し、添乗評価を実施しております。従来から当社が実施してきた接客・接遇の向上を目指す「BMK推進運動」を兼ねるとともに乗務員の安全意識の向上を図るため、車内転倒(人身)事故を未然に防ぐため発進時及び走行中のお客さまに対する啓蒙案内ができているかを評価しております。
平成23年12月にお客さまに対する接客接遇の向上はもとより安全意識が向上している一定の基準以上の乗務員に対しては、表彰しました。

(5)当社は年4回の交通安全運動も含め、BMK推進運動など機会あるごとに社長以下本課員及び現業管理職が定期的に早朝の点呼執行状況を確認しております。また乗務員に対し、営業所長が輸送の安全に係る事項の指示徹底のため、早朝特別点呼を月1回行うとともに駅バスターミナル等に出向き、乗務員に対して安全意識の向上となるよう早朝街頭指導を行っております。

(6)当社は、松戸駅東口バスターミナル及び馬橋駅入口バスターミナルにおいて、お客さま並びに自転車、歩行者等の安全確保を図るため、早朝の時間帯に誘導員を配置し、バス発進時の人身事故等の防止を図っております。

(7)当社は昨今の軽油価格高騰及び高止まり並びに環境問題への対応として、真剣に取り組むべき問題と認識し、全車両にデジタルタコグラフを設置し、乗務員に対し環境に配慮した運転操作を指導しております。

(8)当社は、近年頻発しているバスジャックに関し、千葉県バス協会等主催のバスジャック対応訓練に参加しております。

(9)当社は乗務員が乗務中に事故には至らなかったものの、「ヒヤッとした」「ハッとした」状況を収集したヒヤリハット情報を教育資料として活用し、危険箇所等の情報を社内に公開して事故防止に努めてまいります。

(10)輸送の安全に関する実績額及び予算
輸送の安全性向上を目的として取り組んだ「安全に係る機器の装備・各種運動の活動費用」などこれら実績を示すと以下のとおりとなります。

①平成23年度実績 総額182百万円
 ・バス車両の代替
 ・バスロケーションシステム更新工事
 ・乗降方式変更工事
 ・バス無線装置更新工事
 ・馬橋駅入口バスターミナル設置工事
 ・車庫出入口一部万年塀改修工事(出入庫時安全性確保のため)
 ・車内転倒事故防止床面注意喚起マット貼付
 ・車内転倒事故防止啓蒙ポスター掲出
 ・規制薬物検査
 ・乗務員表彰

②平成24年度予算 総額143百万円
 ・バス車両の代替
 ・事故防止対策機器導入工事
 ・規制薬物検査

5.輸送の安全に係る情報の伝達体制その他の組織体制
事故、災害が発生した場合における当該事故、災害等に関する具体的な報告連絡体制としては危険の程度により定めております。また組織体制及び指揮命令系統については「松戸新京成バス(株)輸送安全に関する組織図」によります。
また当社では社長以下本課員及び現業管理職、労働組合代表者を構成員とする事故防止対策委員会を毎月開催して事故防止の対策を図ることとしております。

6.輸送の安全に関する教育及び研修の実施状況
当社では、輸送の安全に関する目標を達成するため、定期的に開催している乗務員集合研修において輸送の安全に関する教育を行っております。
このほか、機会あるごとに教育を施して輸送の安全性向上に努めております。

(1)従業員への周知徹底方
 平成23年度の教育及び研修開催状況
  ・新入社員教育
  ・乗務員集合教育
  ・外部監査員及びモニター添乗結果指導教育
  ・NASVAインターネット適性診断助言指導
  ・規制薬物乱用防止教育
  ・事故惹起者個人指導教育
  ・乗務員個人面談指導教育

(2)当社では、全乗務員に毎年運転記録証明書の提出を義務付け、勤務時間外においても安全意識の向上に努めております。平成23年度は自動車安全運転センターから優秀安全運転事業所として金賞を受賞いたしました。これは乗務員の運転記録証明書を活用し、職場一丸となって安全運転、交通事故防止に努め、運転記録証明書の分析結果において一定の成果をあげた事業所に対して表彰されるものです。

(3)当社は従事員の飲酒運転を防止するための必要な対策と基礎知識を有する人材を養成するため、特定非営利法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)が実施する飲酒運転防止インストラクター養成講座を受講します。

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