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【新京成グループバス3社】運輸安全マネジメントに関する取り組みについて

◆船橋新京成バス株式会社

 平成24年度は、事故発生時等の的確な判断、事故防止効果を目的として、バス全車両にドライブレコーダーを装備し、平成25年度より研修等に活用し、乗務員の危機意識啓蒙による事故撲滅に取り組んでおります。
 また、当社では、「運輸安全マネジメント」に基づき、「安全統括管理者」の選任および「安全管理規程」の制定を行い実施しております。
 この中で、当社は、輸送の安全に関する基本的な方針その他輸送の安全に係る情報を公表する旨を定めておりますので、次のとおり公表いたします。

1.輸送の安全に関する基本的な方針
 当社では輸送の安全に関する基本的な方針を次のとおり定めております。(安全管理規程第3条)

(1)  取締役社長は、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを認識し、社内において輸送の安全の確保に主導的な役割を果たして参ります。また、事業所における安全に関する声に耳を傾けるなど現業部門の状況を十分に踏まえつつ、社員に対して輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させております。

(2)  当社は、輸送の安全に関する「計画の策定、実行、チェック、改善を実行し、絶えず輸送の安全性の向上に努めております。
 このため、当社における輸送の安全確保のための取り組みについて皆さまにご理解いただくために公表しているものです。

2.事故に関する統計
 平成24年度における当社の有責事故件数は次の通りで、前年に比べ38.2%減少しています。
 なお、これらの事故の内、自動車事故報告規則第2条に該当する事故は発生しておりません。
 また、車両故障が原因による自動車事故報告規則第3条に該当する故障が、3件発生しております。

営業所名 実績 前年 増減 増減率
鎌ヶ谷 21件 34件 -13件 -38.2%
総走行キロ
10万km当
0.4件 1.0件 0.6件 -60%

3.輸送の安全に関する目標及びその達成状況
 当社は、輸送の安全目標として、年度毎に事故減件目標を設定し、目標達成に努めております。 24年度の事故減件目標は対前年発生件数の50%減でしたが、25年度は前年発生件数10万キロ対比10%減に設定しており、目標は下記のとおりです。

営業所名 目標 前年 増減
鎌ヶ谷 16件 17件 -1件

◆習志野新京成バス株式会社

 当社では、「運輸安全マネジメント」に基づき、「安全統括管理者」の選任および「安全管理規程」の制定を行い実施しております。この中で、当社は、輸送の安全に関する基本的な方針その他輸送の安全に係る情報を公表する旨を定めておりますので、次のとおり公表いたします。

1.輸送の安全に関する基本的な方針
 当社では輸送の安全に関する基本的な方針を次のとおり定めております(安全管理規程第3条)。

(1)  取締役社長は、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを認識し、社内において輸送の安全の確保に主導的な役割を果たして参ります。また、事業所における安全に関する声に耳を傾けるなど現業部門の状況を十分に踏まえつつ、社員に対して輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させております。

(2)  当社は、輸送の安全に関する「計画の策定、実行、チェック、改善(これを「Plan Do Check Act」という。)」を実行し、絶えず輸送の安全性の向上に努めております。
 このため、当社における輸送の安全確保のための取り組みについて皆さまにご理解いただくために公表しているものです。

2.事故に関する統計
 平成24年度における当社の有責事故件数は次の通りで、前年に比べて5件増加しました。
なお、これらの事故の内、自動車事故報告規則第2条に該当する事故は発生しておりません。また、車両故障が原因による自動車事故報告規則第3条に該当する故障が4件発生しております。

営業所名 実績 前年 増減 増減率
習志野 19件 14件 +5件 +35.7%
総走行キロ
10万km当
1.26件 0.83件 +0.43件 +51.8%

3.輸送の安全に関する目標及びその達成状況
 当社は、輸送の安全目標として、年度毎に事故減件目標を設定し、目標達成に努めております。
25年度の事故減件目標は前年度目標数と同数に設定しており、目標は下記のとおりです。

営業所名 目標 前年 増減
習志野 12件 19件 ▲7件

4.安全情報(事業者の行政処分)の公表について
 当社は、平成23年9月6日に行われた一般乗合旅客自動車運送事業の運営実態監査を受けた際、道路運送法等関係法令に違反する事実が確認され、以って、平成24年5月8日付関自監旅第73号により一般乗合旅客自動車運送事業者の法令違反に対する行政処分を受けたものであるため、状況の公表をするものであります。

一般乗合旅客自動車運送事業者の法令違反に対する行政処分の状況について

(1)行政処分等の年月日 平成24年 5月8日
(2)事業者の氏名又は名称 習志野新京成バス株式会社 習志野営業所
(3)事業者及び当該行政処分等に係る営業所の所在地 (事業者)千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山4-1-12
(営業所)千葉県船橋市習志野4-16-20
(4)行政処分等の内容 輸送施設の使用停止(30日車)
(5)主な違反の条項 旅客自動車運送事業運輸規則第38条第1項 他3件
(6)違反行為の概要 平成23年9月6日に監査を実施したところ、運転者に対する輸送の安全確保について指導監督が不適切であったこと、他3件の違反が判明したもの
(7)違反点数状況 当該行政処分により当該営業所に付された違反点数:3点
当該事業者の累積点数:3点

 弊社におきましては、本処分を厳粛に受け止め、関係機関のご指導を仰ぎながら、二度とこのような違反行為を発生させないよう再発防止に全力を注ぎ、バス輸送の更なる安全性向上に努めてまいります。
 今後とも、お客さまに安心してご利用いただけるバス輸送サービスの提供に努めてまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。

◆松戸新京成バス株式会社

 松戸新京成バス株式会社では「運輸安全マネジメント」に基づき、「安全管理規程」を制定し、輸送の安全を確保するため、全社員が一丸となって以下のとおり取り組んでおります。当社は安全管理規程第17条において「輸送の安全に関する基本的な方針その他輸送の安全に係る情報を公表する」旨を定めておりますので、その内容について公表いたします。

1.輸送の安全に関する基本的な方針
 当社では、輸送の安全に関する基本的な方針を次のとおり定めております。(安全管理規程第3条)

(1)  社長は、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを認識し、社内において輸送の安全の確保に主導的な役割を果たします。また、現場における安全に関する声に耳を傾けるなど現場の状況を踏まえつつ、社員に対し輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させます。
(2)  当社は、輸送の安全に関する計画の策定、実行、チェック、改善(Plan Do Check Act)を実施し、絶えず輸送の安全性の向上に努めます。また、輸送の安全に関する情報について公表いたします。

2.輸送の安全に関する目標及び当該目標の達成状況
 当社は、輸送の安全目標として、年度ごとに有責事故減件目標を設定して目標の達成に努めております。

平成24年度は有責事故件数が目標29件以下に対して実績は46件となり、残念ながら減件目標を達成するには至りませんでした。事故件数のうち人身が関係する事故は5件、物件が関係する事故は41件でした。

平成25年度については目標を39件以下に設定し、あわせて車内における人身事故0件を目指します。

3.自動車事故報告規則第2条に規定する事故に関する統計
 平成24年度中に発生した自動車事故報告規則第2条に該当する事故はありませんでした。

4.輸送の安全のために講じた措置及び講じようとする措置
(1)  当社は運輸安全マネジメント制度に関するセミナーおよび輸送の安全に係る講習会等に積極的に参加し、輸送の安全に係る知識の吸収に努めております。

(2)  当社は乗務員による「飲酒運転」を未然に防止するため、乗務前及び乗務終了時に「アルコール検知器」を使用したアルコール濃度を測定し、記録しております。

(3)  当社は昨今の「覚せい剤」などの規制薬物乱用が社会問題となっている中で、規制薬物対策規程を制定し、社員に対する研修の実施並びに規制薬物検査を実施するなど会社及び社員から規制薬物を徹底的に排除する取り組みを実施しています。

(4)  当社は外部監査員制度及びモニター制度を導入し、乗務員の添乗評価を実施しております。従来から当社が実施してきた接客・接遇の向上を目指す「BMK推進運動」を兼ねるとともに乗務員の安全意識の向上を図ることと、特に車内転倒(人身)事故を未然に防ぐため発進時及び走行中のお客さまに対する啓蒙案内ができているかを確認し評価を実施しております。
 お客さまに対する接客接遇の向上はもとより安全意識が向上している一定の基準以上の乗務員に対しては、年2回表彰いたしました。更なる乗務員のモチベーションアップにつながることが期待されます。

(5)  当社は年4回の交通安全運動も含め、BMK推進運動など機会あるごとに社長以下本課員及び現業管理職が定期的に早朝の点呼執行状況を確認しております。また乗務員に対し、営業所長が輸送の安全に係る事項の指示徹底のため、早朝特別点呼を月1回行うとともに駅バスターミナル等に出向き、乗務員に対して安全意識の向上となるよう早朝街頭指導を行っております。

(6)  当社は、主要駅バスターミナルにおいて、お客さま並びに自転車、歩行者等の安全確保を図るため、朝の通勤通学時間帯に誘導員を配置し、バス発進時の人身事故等の防止を図っております。

(7)  当社は昨今の軽油価格高騰及び高止まり並びに環境問題への対応として、真剣に取り組むべき問題と認識し、全車両にデジタルタコグラフを搭載、乗務員に対し記録に基づき環境に配慮した運転操作を指導しております。

(8)  当社は事故発生時等における発生要因の分析、事故抑止効果を目的としてドライブレコーダーを全車両に搭載しております。

(9)  当社は異常時に備え、乗務員と営業所運行管理者との連絡体制を円滑にするため、全車両に無線装置を備え活用しております。

(10)  当社は近年頻発しているバスジャックに対応するため、外部団体等主催のバスジャック対応訓練に参加し、知識の吸収に努めております。

(11)  当社は乗務員が乗務中に事故には至らなかったものの、「ヒヤッとした」「ハッとした」状況を収集したヒヤリハット情報を乗務員に対する教育資料として活用し、危険箇所等の情報を社内に公開して事故防止に努めております。

(12)  輸送の安全に関する実績額及び予算
 輸送の安全性向上を目的として取り組んだ「安全に係る機器の装備・各種運動の活動費用」などこれら実績を示すと以下のとおりとなります。

  ① 平成24年度実績 総額172百万円
   ・バス車両の代替
   ・ドライブレコーダー設置工事
   ・駅ターミナル監視カメラ更新工事
   ・大型バス車両路肩灯LED交換工事
   ・乗務員表彰
   ・規制薬物検査

  ② 平成25年度予算 総額46百万円
   ・バス車両の代替
   ・施設関係更新工事
   ・乗務員表彰
   ・規制薬物検査

5.輸送の安全に係る情報の伝達体制その他の組織体制
 事故、災害が発生した場合における当該事故、災害等に関する具体的な報告連絡体制としては危険の程度により定めております。また組織体制及び指揮命令系統については「松戸新京成バス㈱輸送安全に関する組織図」によります。
 また当社では社長以下本課員及び現業管理職、労働組合代表者を構成員とする事故防止対策委員会を毎月開催して事故防止の対策を図ることとしております。

6.輸送の安全に関する教育及び研修の実施状況
 当社では、輸送の安全に関する目標を達成するため、定期的に開催している乗務員集合研修において輸送の安全に関する教育を行っております。
 このほか、機会あるごとに教育を施して輸送の安全性向上に努めております。

(1) 従業員への周知徹底方
 平成24年度の教育及び研修開催状況
  ・新入社員教育
  ・乗務員集合教育
  ・早朝特別点呼指導教育
  ・外部監査員及びモニター添乗結果指導教育
  ・NASVAインターネット適性診断助言指導
  ・NASVA初任診断、適齢診断受診
  ・事故防止対策委員会
  ・規制薬物乱用防止教育
  ・事故惹起者個人指導教育
  ・乗務員個人面談指導教育

(2)  当社では、全乗務員に毎年運転記録証明書の提出を義務付け、勤務時間外においても安全意識の向上に努めております。平成24年度は自動車安全運転センターから優秀安全運転事業所として銀賞を受賞いたしました。これは乗務員の運転記録証明書を活用し、職場一丸となって安全運転、交通事故防止に努め、運転記録証明書の分析結果において一定の成果をあげた事業所に対して表彰されるものです。

(3)  当社は従事員の飲酒運転を防止するために必要な対策と基礎知識を有する人材を養成することとし、特定非営利法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)が実施する飲酒運転防止インストラクター養成講座を受講し、インストラクターの資格を取得しました。

(4)  当社は、平成24年度にドライブレコーダーを全バス車両に搭載を完了したことから、記録されたヒヤリハット情報や事故発生事例の映像を乗務員研修等を通じて乗務員の安全運転教育に活用しております。

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