ほっとするね新京成 II vol.1
2015年7月27日
新京成では、誰でも安心して電車をご利用できるように取り組んでおります。
エレベーターの設置や、スロープの設置など、設備面・ハード面の取り組みをしている他、係員(人)によるソフト面での対応にも取り組んでいます。
このページでは、駅係員によるソフト面での応対を中心に「サービス介助士」の資格取得を通じた取り組みなどを交えてご紹介します。
「サービス介助士」とは、お身体の不自由な方等をお手伝いするときに不可欠な「おもてなしの心」と「安全な介助技術」を習得するため、公益社団法人日本ケアフィット共育機構が実施する技能講習を受講し、技術と知識を身につけ、検定試験に合格することで認定が受けられる民間資格です。
現在では鉄道業のほか、小売業・観光業・レジャー産業などいろいろな業界でサービス介助士が育成されております。ほかにも大学や専門学校などでもカリキュラムに組み込んでいるところもあります。
当社でも、サービス介助士資格取得の取り組みを続けております。
当社線では高齢者の方やお身体の不自由な方、そのほかさまざまなハンディキャップをお持ちの方が生活の足として乗り降りされております。
また、近年、エレベーターなどの設備も普及してきたことから、以前より、車いすでのご利用も増えてきております。
当社では、ハンディキャップをお持ちのお客さまも安心して駅をご利用いただくため、平成16年12月から駅係員の「サービス介助士」の資格取得を推進しており、専門的な知識を身につけた安全なお手伝いができるように取り組んでおります。
訓練の様子
目が見えない状態を体験し、介助される人の感覚を学ぶ。安心して乗り降りできるようお手伝いしています。
平成17年8月には全駅に「サービス介助士」資格を有する駅係員が配属されました。
その後も、「サービス介助士」資格を未取得の駅係員を対象に、資格を取得するための講習を継続しており、2015年6月現在、ほとんどの駅係員が「サービス介助士」資格を取得しております。
今後も、新たに配属になった駅係員に対して「サービス介助士」の講習を実施して、お客さまに安心してご利用いただけるよう取り組んでまいります。
駅で、目がご不自由な方が立ち往生していたり、困っている様子を見かけましたら、駅係員にお知らせください。ご案内等をさせていただきます。
ホームに設置された新しいタイプの誘導ブロックは、ホームの外側(線路側)と内側の違いが分るようにするため、線(内方線)を入れて解るようにしており、従来型の内方線のない誘導ブロックについても、将来的には内方線のあるタイプに交換していく方針です。
いきなり手を握ったりすると、目のご不自由な方が驚いてしまうため、事前に声をかけるようにしてください。
誘導する場合、相手にこちらの腕を握ってもらうようにします。また、白杖を持っていない側に立つようにします。歩くペースは相手に合わせ、速くなりすぎないよう注意します。
一部の駅には音声誘導装置を設置しています。
北習志野駅に設置された装置です。鳥の鳴き声で位置を知らせています。
今後、他の駅にも展開していく予定です。
新京成線では、全駅にエレベーターやスロープが設置されておりますので、車いすに乗ったまま駅の外からホームまで行くことができます。
お困りのことがございましたら、お気軽に声をおかけください。乗り降りのお手伝いをさせていただきます。
一部の駅を除き、車いすで利用でき、オストメイトの使用にも対応した多機能トイレを設置しています。
耳がご不自由なお客さまにも安心してご利用いただけるよう「筆談用具」を用意しています。
筆談用具をご使用になる場合は駅係員にお知らせください。
また、主な駅には、電光掲示板など耳が聞こえない方でも情報が分かる案内を設置しております
列車案内表示機。主要駅に設置されており発車時刻やメッセージを案内しています。
小規模の駅に設置している列車の接近を知らせる機器。
※業務の都合上、駅係員によるご案内ができない場合がありますのでご了承ください。
また、時間帯によっては、係員が到着するまでお待ちいただく場合があります。